廃墟的絶対静寂空間

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廃墟>>宇治川の岩風呂旅館

[210]宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の壱

20110102 23:26:04

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宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の壱-1
 B級スポットや、廃墟の「八画文化会館」ブログで取り上げられている京都の「玉草園」の記事を見て、味わい深く感じ、自分も行きたくなったので探してみた。
 場所は結構簡単に見つかって、ストリートビューでも入口あたりの風景が写真と同じでることも確認し、確信して出かけたのであった。
 この日、そこに行くまでに、奈良を経由し、「奈良ドリームランド」跡も下見程度に見ておこうと思い立ち寄ったではあるが、そのレポートはまた別途。

 この日は何と言っても、ディープっぽい廃墟「玉草園」が目玉だったのだ。
 ところが現地に行って唖然。そこはすでに取り壊され、写真のような「憩いの広場」なる、なんの味けもそっけもないキレーな平地と化していたのであった。

 ならばということでもう一つ、これも、「八画文化会館」で見て知った、ここからそう遠くではない宇治川ほとりの、地下の部分のみ残っている名称不明の旅館の方にまわってみることにした。

宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の壱-2
 ここも事前に、独自に場所を特定していたので、カーナビにポイントを入れて向かうのみ。
 
 近くに自動車を置く場所が見当たらなかったので、少し上流まで上ってそこから下ってくる形となる。

宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の壱-3
 たまたま、上の方に、メンテナンス用か、このような鉄の階段があり、ここから降りても施設に入れるようだ。

宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の壱-4
 途中には、消火器が捨てられていた。

宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の壱-5
 施設への入口はこのような、いかにも心もとない板きれの上を渡らねばならない。
 踏み外せば、隣の宇治川のダムによって貯水された、深い深い池の中に転落することは避けられず、二度と浮かび上がることは不可能だ。
宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の壱-6
 降りてきた階段を振り返る。
 この階段も崩れており、2人や3人は宇治川の川底に送り込まれているに違いない。


宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の壱-7
 何とか入口にたどり着くと、見えてきたのはこのような、いかにも岩風呂風の岩の壁。

宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の壱-8
 岩を通り抜けた先には、後で拡張されたエリアであろう、ベランダ状のエリアが設けられている。
 ここにも湯船があったのか。

確かめようにも足場が危なくて入れ込めそうにない

(其の弐に続く)
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廃墟>>友ヶ島 - 和歌山市

[211]◆友ヶ島 其の拾伍 第二砲台~聴音所跡へ

20110103 21:19:45

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◆友ヶ島 其の拾伍 第二砲台~聴音所跡へ-1
 第二砲台の塹壕を北の方に進むと、崩壊した海岸線に近い部分に出ることが出来る。
 青い空に赤い煉瓦が映えるのだが、原型をとどめないくらいに崩壊している。


◆友ヶ島 其の拾伍 第二砲台~聴音所跡へ-2
 上に戻って、原型を留めている方の砲台跡を見てみる。
 丸い部分に大砲があり、周囲の壁が、敵の攻撃から守っていたことが分かる。
 概ね当時の大砲は榴弾砲が多かったようなので、正面の壁が崩れていないとき、砲弾を通す銃眼のようなものがあったかどうかは分からない。

◆友ヶ島 其の拾伍 第二砲台~聴音所跡へ-3
 一番山側にあった棲息掩蔽部の内部。
 ここにも外をうかがう小さな穴がある。
 左に壁には何か施設があったことが伺える四角い穴が残っている。

◆友ヶ島 其の拾伍 第二砲台~聴音所跡へ-4
 ここからは、南側の聴音所に向かうため、しばらく山の中を歩くことになる。
 注意していると、写真のような野生化した鹿を見ることが出来る。
 

◆友ヶ島 其の拾伍 第二砲台~聴音所跡へ-5
 そして、南側の尾根の先の方にある聴音所と呼ばれる施設に到着。
 ここからの写真は、「廃墟ルネッサンス」様の写真に感銘し、インスパイアーされたので、そんな感じにしてみた(はっきり「真似した」といいいなさい)。

◆友ヶ島 其の拾伍 第二砲台~聴音所跡へ-6
 内部は白い壁で、当たり前だが備品類は一切残っていないので、基本的には部屋の壁があるだけである。

◆友ヶ島 其の拾伍 第二砲台~聴音所跡へ-7
 窓、というよりも、壁の厚みを知るための撮ったのも。
 こちらは裏側になるのだが、船の主砲の攻撃に耐えうるため、かなりの厚みになっている。

◆友ヶ島 其の拾伍 第二砲台~聴音所跡へ-8
 机の残っている部屋。
 この机は当時のものなのかもしれない。
 脚は、折れているというよりも何かにかじられた感じがするが、この島に熊がいる気もしないので鹿の仕業か?

 上の丸いところは、見落としがちなこの建物の二階との連絡用か?


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遥釆 すんげぇ 2011/10/31 00:19:58

廃墟>>友ヶ島 - 和歌山市

[212]◆友ヶ島 其の拾陸 聴音所跡

20110104 23:41:23

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◆友ヶ島 其の拾陸 聴音所跡-1
 南の岬の聴音所跡の続きとなる。
 奥の方に入ると、海に面した部屋になる。

◆友ヶ島 其の拾陸 聴音所跡-2
 こうして見ると、いかにも要塞、トーチカっぽい。
 「プライベートライアン」最初のドイツ兵がMG42マシンガンをぶっ放し、アメリカ兵をなぎ倒していくあのシーンを髣髴とさせるものがある。
 
 とはいえ、実際ここではそんな激しい戦いはなかったのだろうが・・・

◆友ヶ島 其の拾陸 聴音所跡-3
 壁に寄ってみる。
 「聴音」というからには、観察ではなく、音を聞いていたのだろうが、耳で?
 そんなわけはないだろうと思う。多分この先の岬の下の海中にソナーのようなものを設置し、ここで観測していたのか。ということは先の岬に降りられれば何かあるのかもしれないが、このときは思いつかなかったし、多分実際に降りようとしても、道もなく、急すぎて、無理だっただろうと思う。また、当然ここには視覚的にも観測する機材もあったのだろう。

 もしかしたら、先のノルマンディのように上陸に備えてマシンガンの一つもあったのかもしれない。

◆友ヶ島 其の拾陸 聴音所跡-4
 最広角、8mmで撮ってみると、かなり広く見える。
 
◆友ヶ島 其の拾陸 聴音所跡-5
 そして、足元に見つけた、ウスバカゲロウの巣。
 いわゆる「蟻地獄」である。
 実際に幼虫がいる状態で見るのは自分の記憶では初めて。
 こいつらは、威勢がよく、私が写真を撮ろうと、たまたま巣の上にストラップが通ったタイミングで中からあごを飛び出させ、喰らおうとしてきた。
 なので実際に棲息していたことは間違いない。

 
◆友ヶ島 其の拾陸 聴音所跡-6
 小窓から外を覗う。
 綺麗な景色だが、何日も見張っていないといけないとなると、大変退屈なのだろうな。

◆友ヶ島 其の拾陸 聴音所跡-7
 何が置かれていたのかは分からない、段状の構造物。
 トロフィーを置きたくなる感じである。

◆友ヶ島 其の拾陸 聴音所跡-8
 外に回ってみる。
 壁は岩でカモフラージュされている。
恐らくは着弾時の防御アップの目的もあったのだろうと思われる。

・・・続く


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廃墟>>友ヶ島 - 和歌山市

[213]◆友ヶ島 其の拾七 聴音所跡~第三砲台

20110105 23:08:35

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◆友ヶ島 其の拾七 聴音所跡~第三砲台-1
 聴音所の正面からの写真。
 石でカモフラージュされているが、バレバレです。カモフラージュといって良いのか?


◆友ヶ島 其の拾七 聴音所跡~第三砲台-2
 横の方に回ってみると、なんと二階が存在しているではないか。
 登ってみたい。でも微妙に上れそうに無い。
 カモフラージュの岩を足場に何とか登れそうにも見えるのだが。

◆友ヶ島 其の拾七 聴音所跡~第三砲台-3
 ということは、内部でどこかつながっているところがあるはずだと、探してみたら、ここであった

 おそらくハシゴなどで昇り降りしていたのだろう。

◆友ヶ島 其の拾七 聴音所跡~第三砲台-4
 聴音所を見終わり、次の第三砲台跡へと向かうに当たり、近道をしてみた。
 初回の地図にあるとおり、聴音所から、そのまま山の尾根伝いに登れば、山頂のレーダー近くに出るはずなのだ。これを従来の道で行くとずいぶんと遠回りになる。

 船出までの時間もあまり無く、体力もあまり無い。ここは一つ賭けに出て、尾根昇りコースを取ってみようというもの。

 山はそれまで観察していたが、掻き分けて上らねばならないようなブッシュではない。割と閑散と木が茂っている感じなのでいけると踏んだのと、通常の山であればかなり危険なのだが、面積の限りある島の中である。迷ったところで、いずれ海岸に出る。

 距離にすると300m間違ってれば戻ってくればよい。通常の道で行くと、距離的には3倍はかかるだろう。そして登ったのだが、なかなか山頂が現れず、上の方は、木の葉で見えないので終点が見えないのだ。
 妻がしきりにもう戻ろう戻ろうという。目的は山頂なので、間違いなく斜面を登っていけば付くはずなのだが、何か心配らしい。いやあと、50mだ、とでまかせを言い、50mも進まないうちに視界が開けた。

 電波塔の真正面に出ていた。

 体力と時間は節約できたが、心配しなくて良いところで心配させられ、気疲れは二倍に増えた。

◆友ヶ島 其の拾七 聴音所跡~第三砲台-5
 電波塔近くからブッシュを見たら、砲台後が見えているが、ここからは直接降りるところは無い。
 左側から回り込まねばならないようだ。

◆友ヶ島 其の拾七 聴音所跡~第三砲台-6
 電波塔からはこの階段を降り、砲台裏側の通路に出る。

◆友ヶ島 其の拾七 聴音所跡~第三砲台-7
 そして、第三砲台一つ目(一番西)の砲台跡に。

◆友ヶ島 其の拾七 聴音所跡~第三砲台-8
 階段を降りる。
 この砲台後は水がたまっており、後から思えばここが一番綺麗だった。


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廃墟>>宇治川の岩風呂旅館

[214]宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の弐

20110106 22:00:42

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宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の弐-1
 反対側の壁側の造り。
 ここに湯が流れていたのだと思う。

宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の弐-2
 そして場内に入る。
 結構広い。ここ全体が風呂の施設だったのだろう。
 窓からは、天ヶ瀬ダムによって宇治川に出来た湖を望む。これが売りだったのだろう。


宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の弐-3
 機の側の端の方にはプレハブ的な拡張エリアも。
 ここの床を踏み抜いて、奈落の底に落ちた人も枚挙にいとまがない。


宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の弐-4
 天井を見ると、こちらも、床が抜けており、一階から入っていたら、このトラップの餌食になっていただろう。
 懸命な自分の判断に安堵する。


宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の弐-5
 その奥にはなぜか厨房。地下が、温泉だけのためのフロアではなかったことに、愕然とする。

宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の弐-6
 入ってきた方を振り返る。
 
宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の弐-7
 風呂場に残っていた唯一の装飾的な痕跡。
 ほうっておいても足を滑らせがちな風呂場で、このような突起があったのでは、たんこぶから頭蓋骨陥没まで被害にあった人は、数え切れないだろう。

宇治川ほとりの岩風呂風旅館 其の弐-8
 あちこちに穴が開いている天井(一階床)。
 まさにトラップの天国。

 この廃墟に一歩足を踏み入れ、抜け出せた人はいるのだろうか。
 かく言う自分も例外ではない。生きて抜け出し、ここの存在を知らしめるためにも、一部のすきもあってはならないのだ。

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